生きていることはつらい。
仕事に行く時、今日はニーナシモンじゃなくてほかのを聴こう、と、目に止まったMDを再生してみたら、たぶん27とか28歳頃の、曲作りメモ集だった。
MDはもうこの車でしか聴けない。こうやって眠る、残したものの誰にも知られない記録がこの世にいっぱいあるんだなあと思った。そもそも記録に残さないものの方がずっと多いけど
これはたぶん、会議用みたいな小さいカセットレコーダーにボソボソ歌って録ったのを、MDに4倍速?でダビングしてさらにバリバリのボロボロになった音で、でもそれがかえって上手いヘタを関係なくさせて聴きやすかった。
1曲目は、「b.r.g.y」の初期の、2コードくらいの、「Blue fuzz」とも混ざってるような、まだ全然曲になる前のようなやつで、「sing louder」「カンナ」とか、ほとんどがボツのだけど、おぼえているうたもいっぱいあった。
LOWが好きだった頃なのか、ギターがガシャガシャと退廃的だけど、でも、これはたぶん出雲から帰って、ギターをまた弾くようになった頃で、(サマンサはまだ買ってなくて17歳の時に買ったモーリスの4万円のエレアコ。オベーション?裏が木じゃないやつ。)あきらめきっている、それでも弾きたい、うたいたい、頃だから、今聴いて共感する。ただひとり、目的もなくひとりごとをうたっているから、オエッとならない。
わたしぐらいになると(音楽的才能の無さ)、あきらめてないと相当ひどいものになる。
間違っても「身の程を知る」というようなことじゃなくて、あきらめたところが出発点で平気でうたう。
帰り道にも聴いた。家に着く頃、
わたしはほんとうにギターを弾くのが好きで、曲を作ることが好きなんだなあ…と思った。
幼稚園の頃から。ピンクレディー歌って踊って、窓の外から近所のおばちゃんに見られてて顔が真っ赤になった頃から。それが得意というわけでもなく、人に喜ばれるとかでもなく、ただただ好きで、ずっとやっているんだなあ…と思った。ずっと好き。言いながら帰った。
2023年11月14日
Powered by Blogger.