1時間目の体育は行きたくないから、遅れて2時間目から登校。
今日は自転車で行く。
もう道は覚えたと言っていたけど、念のためわたしは学校近くまでうしろをついて行くことにした。
うまくいくことが目的じゃなくて、将来とかしあわせとかが目的じゃなくて、「体験すること」が即目的よね、って、今朝も話したのに、出発20分前、こたつで二度寝しているはるに、「まだ起きないの?行く時間だよ」と言ってしまう。
あわてて目を覚ましたはるに、「寝癖すごいよ、鏡見たら?」と言ったり。
自分で気付く前に言う、自分の体験をさせないわたし。
先回りして、失敗の体験をさせないわたし。
自転車で行くのは今日でまだ4回目。
はるの背中は先週までよりずっと力強く見えた。ちょっとでも学校に行ってたら、それだけでも体幹とか筋力つくよねと、少しほっとした。
けど、うしろから見ているとちょっとした側溝も気になって、「フタをすればいいのに。よく子供たち落ちないな」と少し腹が立ってしまう。
いつも無意識に、何十年も平気で通っている道なのに。
信号機の押しボタンを押して、信号を渡る、それをうしろから見る。
そこまで順調だったけど、急な坂を突然、無理にこいで上がろうとしてよろけて倒れた。
助走をつけられない位置から突然こいであがろうとするなんて、筋力があっても難しいのに、とわたしは瞬間、腹が立って、「なんでそんな無茶するん!」と怒ってしまった。「1人で立て直せ!練習じゃ!」と勢いで言う。
全然怒るところじゃない。普通に言えばいいのに。
はるは1人で重い自転車を起こして、坂を押して上がった。
坂の上で自転車に乗って、ブレーキをかけながら坂を降りて、ガソリンスタンドまで直進。段差の多い道。頼りなく見える背中。
全然うまくいかないことや、頭の中や手だけじゃなくて全身を使わないとできないことや、段差やでこぼこにハンドルをとられることは、面倒くさくて今嫌かもしれないけど、これも現実だよ、現実もたのしんでね、と思う。
その先のガソリンスタンドの角を曲がるところがとても危険な箇所に思えて、自分だったら歌いながらへらへら曲がる道なのに、はるが通ると思うと、離合しづらいせまい歩道、交通量の多い場所に見えて不安になる。
明らかに考え過ぎで、この時間帯誰も自転車こいでないし、はるはよろつきながらも何事もなく角を曲がった。
そのあとは大きな橋。たぶん1番の難関。橋全体が、こいで行くのはちょっとしんどい坂になっていて、はるは途中まではこいで上がれるようになったと言ってた、でも高所恐怖症だから苦手、と言ってた。後ろから見ていると、少し迷ったあと自転車を降りて押して上がってた。橋の上から、水面も砂もとてもきれい。
下り坂、自転車にまたがって下りて行く。うしろから見てるとひやひやするけど、ちゃんとブレーキかけながら慎重に坂をおりていた。
降りてすぐに信号がある。車が横から出てこないか不安。角を曲がると国道。ここからは歩道が広いから、少し安心感がある。
やっと少し息をついて背中を見た。信号待ちをする時、背中を写真に撮ったりした。
大怪我しても、死んでも、はるの今日、はるの命。
これははるの人生だから、見るな、信じろ、手を離せ、と自分に言い聞かせた。
怖くて、つらくて、泣きながら自転車こいだ。
(これはただ体調のせいか)
学校に着く手前で、声をかけずに引き返した。
いったん帰宅して仕事へ行く。その頃は、朝より風が強くなっていて、橋の上に突風のようなのが吹いていた。はるが帰る頃もこんな感じだったら大変だろうな、どうかやんでくださいと祈った。
自転車、わたしも小学生の頃は、友だちに置いて行かれたり、焦ってついて行こうとして激しくころんで大怪我したりして、苦手だったけど、中学生になると、学校帰りに駅前の本屋さんへ行ったり、さぼって港へ行って海を見たり本を読んだり、楽器屋さんに行ったり、レコード屋さんに行ったり、自転車のおかげでどこへでも自由に行けるようになった。はるにも、自転車が友だちみたいになるといいな。
ならなくてもいいんだけど。
橋も、
ここから見る水面は、子供の頃は必死で、川も山も空も見なかったけど、大人になった今、橋から見る光景は、大好きな光景だよ。すくわれている。
仕事から帰って、はるを待つ。その時間が近づくと、何度も角まで出て見た。3度目くらいに、友だちといっしょに帰って来るのが見えた。
くたくたで顔色の悪いはるは、それでも帰ってきた安堵からか元気な声で、みんなといっしょに帰ったよ!何回も停まって待ってもらって、ごめんって思った、、Rちゃんが、はるちゃん、坂、大丈夫?って言ってくれたよ。。と教えてくれた。
今日いっぱいいいことあったよ!とも言ってた。
大変だったんだろうな、、
顔全体に少し湿疹が出て赤くなってた。風に吹かれたせいか、日光かぶれか、久しぶりに薬を塗って保湿した。
わたしは夜、
知久さんのライブ、ずっと悩んでいたけど、行こうと決めた。
明日これを諦めて、明
後日生きられるわけがないと思った。閉じたところでところで1人勝手に苦しむのはもう嫌だ。
夜、ハライソに予約メールを送って眠った。
もし満席だったら諦める。
2023年5月1日
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