6月19日(日)外国
あの人も、あの人も、
会いたかった人、会えるとも思わなかった人が目の前に現れて、
何度も本気で幻覚かと思った。
リハーサル(?)の途中に下へ降りると梅奴さんがカウンターにいて、目が点のまま外に出たりした。
梅奴さんは東京に住んでいるんだよ。ここにいるわけない。10年ちかくも会っていない。横にヤッキーがいたけど、よく似た別人か幻覚だと思った。
外へ出ると横川シネマの横にアンソニーがいた。また絶句した。何年ぶりか。この間もはると、へんはんさん元気かねえ、と話していた。気付かず踏みにじるようなことを続けて嫌われていてもう会えないのかと思っていた。しかたないと思っていた。
アンソニーが、「うめちゃんに聞いて、来たんです」と言ったから、梅奴さんが幻覚じゃないこともわかった。
この頃家でうたっているうたは、きっと前と違う、前よりましだと思う、アンソニーにも聴いてほしいと思うものだから、来てもらえてうれしかった。(あっさり書いているけどほんとうにうれしかった。)
エンターテイメントも音楽もあきらめたうた。切実にわたしはわたしのうたをうたいたくて、でも「わたし」なんか外から見ないとわからない上に見る人によって無数にあるのかもしれないから、そんなことは考えないようにしながら、自分の中へ、中へ、集中して入っていく作業をしようと思うよ。
ふり返ったら、もちおとれおくんがいた。はしゃいだ。でも何も話せなかった。話したかった。贈り物のお礼も言えなかった。
この日は、帰り道「みんなと1時間ずつ話したかった」とひとりごとを言ったくらい、たくさんの人に会えて、みんな幻覚みたいに目の前に花火みたいに現れて、誰とも何も話せなかった。
4時に横川に着いて、7時半に帰るまで、そのうちの2時間がライブで、
あとで気付いたけど、iphoneをカバンから出すことも、鏡を見ることもなく、ずっとギターを弾いていた。
朝ごはんしか食べてないことも帰り道で気付いた。横川に着いたらコンビニでおにぎりでも買って食べて歯磨きしてからやろう、など思っていたのが着いた瞬間全部消えたらしい。完全に忘れていた。
リハーサルは、何も頼まないのにタナちゃんがミキサーをつついて音を出してくれた。そういえばわたしはこの機械の使い方を知らないんだった。そんなことも考えずに来た。
2人して何もわからなかったけど、生音がよく響くし、こだわる気持ちがわかず、音割れしているようなギターの音も、まあいいかと思えた。
やっとよさそうな音にたどりついた頃、タナちゃんが「5時です」と言って、もう本番開始だった。時計も、終わるまで1度も見なかった。いつもあんなに焦るのに。
やりたい曲を並べたメモを見ながら、ともかく始めて、途中で中止になってもいいように、やりたい曲からやろうと思った。
アンプは瀕死で、コンセントの差し込みをちょっと傾けただけで通電しなくなる。
「外国」に着いた時、外の「天空のステージ」でも音を出してみた方がいいと言われていたけど、移動させてもし完全に壊れたらと思うと怖くて、外でのリハーサルをするのはやめた。
(結局、6時を過ぎた時、「もう、いっか!」と、そのまま2階で最後までやらせてもらった。)
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(ここまで書いて中断、また書こう)
2022年6月22日
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