2022年5月9日
うたが好きだ
わたしの好きなものは
うた
こどもの頃からずっと好きだった。
音痴、へたくそ、変な声、言われて恥ずかしいから
そんなに好きじゃないですって顔してきたかも。
でもずっと好きで、ずっと救われて支えられている。
しあわせだ
うたがあれば
うたがわたしのもとを去らなければ
と、声に出して
そんなん言うたら不安になるから
思考をやめて、
仕事に行く時、
何年も前に買ったまま放置してたCDを聴いたら
笑ってしまった。
なんの遠慮もなくやさしいうたで
無防備で
別に音楽的才能は感じなくて
斬新でもなくて
ミックスもマスタリングもたぶんひどいのに
美しかった
うたの中に雨が降って、
光がいっぱいさしていた
どうして「やさしいうた」を作るのをためらっていたんだろう。
わたしにとってうたは無条件にやさしいのに。
わたしは、誰のために、
誰を気にして
隙のないうたを
作ろうとしていたんだろう。
音楽的才能がないなら、せめて何か足を運んだだけの価値がないとって思っていたのかな。
せっかく足を運んでくださって目の前で聴いてくれている人に、「だめだってことは自分が1番わかってます!」と叫んでいた。
何かできるとか思っているこいつを倒します、そんな上からものを見て第三者ヅラしてるこいつを倒します、いや、何も楽しめないこいつとこいつを倒します、
って何重にも「わかってます」という顔をする
それがせめてもの価値につながると思っていたのかな。
弱い 弱い
たちむかわないうたでよかったんだった
かなしい
しあわせをえがけない自分を
うたの中ですくえばよかったんだった
暗い 陰鬱な
役に立たないうたでよかったんだった
自分が自分を支える
だけでよかったんだった