2021年10月24日

はるが帰ってきて、DVD今日までだったのを思い出して急いで観た。ツタヤでなんとなく借りた「モンスターインパリ」というアニメーション。別に観ないで返してもいいけどと思いながら見たけど、見てよかった。
誰がうたっているんだろう、機械で作った声なのかな、と気になって調べたら、うたっていたのはショーン・レノンだった。

夕食後、DVDに返しに行って帰り道、
花火を見た。
打ち上げ花火。
目の前、川の中洲から上がった。

行きしから、何かあるような雰囲気があって、「花火なのかな」と、7時ちょうどまでフジの屋上に立って空を見ていたりした。「何もないね」と、DVDを返して、また借りて、帰り道、もう8時に近い頃、真っ暗な川のそばを、屋台が出てるでもないのに人がゾロゾロ、川に向かって歩いていた。家族連れ、子供が多い。こんなに真っ暗なのに。警備員さんも何人かいて歩く人を誘導している、でも混雑はしていない。暗くてよく見えないけど、川に向いて座ってる人もいる。
透明な花火あがってる??など言いながら橋を渡って、やっぱり気になってスーパーに車を停めて、川に向かって歩いた。

人はどんどん増えていった。橋のたもとに消防車が1台ひっそりと停まっていて、ますます「花火?」と思った。でも花火の発射地点は数年前からこのあたりではなくなって糸崎港になった。今日も、もし花火だとしても遠くで打ち上げて遠くに見えるんだろうと思った。

川の土手を歩いていると、
「花火。」
「もうちょっと向こうがいいらしいよ。」
と、一歩あるくごとにすれ違う人から的確な情報が続々と入ってきた。
「あと4分」
RPGみたい!と言いながら歩く。

得た情報から、このあたりかと思うところに立ち止まった。
それでもまだ海の方をぼんやり見て、悠長に「8時になるよ」などと言っていたら、立っている真横から、至近距離から、ドンドンドン!!と花火があがった。目の前の、川の中洲から。
こっちに火の粉が飛んでくるほどで、一瞬撃たれたかと思った。横にいた赤ちゃんは泣き出した。




あとはもう、ほんの15分くらいだったとは思えない、
はるは、「大丈夫?はーちゃんにつかまっていいよ!」と何度か言った。
わたしははるの背中にしがみつきながら泣いていた。
視界からはみ出るくらいの大きな花火を見たのはいったい、10年ぶりくらいか。
いつも自転車とばして和田橋に行って至近距離で見た。その時もいつも泣いていた。
花火はこの世で好きなもの10位に入る。
すごいなあすごいなあ思いながら見た。
市役所の予算って、こういうことにどんどん使ってほしい。
連弾。
最後の最後は一瞬意識がとんだ。
巨大な金色が大量に重なって視界からはみ出て星みたいにしばらくとどまった。
煙の中に、お月さんも山から顔をのぞかせていた。
寒い夜。
車まで歩きながら、はるも、「2時間の映画を見たみたい」と言った。

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