2021年9月21日

なんとなく、
夕方、はるがまだもう少し帰らない時、
ギターを弾いてうたった。それをiPhoneのボイスメモで録音した。

虫かごのネイゴーの歌詞を眺めながら、旋律は変えて適当にうたった。

歌い出す時、なぜか、
「うたうことを 忘れなければ」
と、ひとりでにうたった。
ノートには書いてない言葉。別に自分で考えてもない言葉。
「うたうことを 忘れなければ」
と、2回口ずさんでから、うたった。
どういう意味なんだろう。

そのボイスメモをGarageBandに入れて、
ギターばかりを3本、あとから足した。
虫が盛大に鳴いてたから、こんな日だったというしるしにそれも入れた。





とにかくパソコンにシールドをさそう、と決めてからも数日かかって、やっとシールドを刺した。
たけだちえこが、「オカダさんの歪みとかぐしゃぐしゃなのも聴いてみたいですね」とメールに書いてくれた言葉が心に残って、そういえばやりたいことをやればいいんだった、と思った。綺麗なうたでなくても、工夫を尽くした渾身の曲でなくてもいい、めちゃくちゃなのだってやっていいんだった、と思った。

めちゃくちゃに音を重ねてみたら、たのしかった。
ほめられるとか喜ばれるとかを手放して、無心に音を出してみたら
勝手に出てくる音は、わたしの大好きな音というのは、
スタジオに入った時や、ライブ前の準備の音、
ピーピーガーガー言う、 複数の楽器の音・・・あの混沌が好きなんだなあ、と、思い出すような気持ちだった。

楽しかったそのまま、やり直しとかなしにして、とにかく即完成、終わり、とした。
日記みたいに。


こんなことを、子供の頃ずっとやってた。
病んでやめたけど、でも、喜びだった。
バンドをやりたいから、多重録音してた。スタジオに入った時のピーピーガーガーを叶えてくれるのが宅録だった。
分身の術であっても、音がうまい具合に連携すると、1人じゃないと思えた。
複数の人が阿吽の呼吸でいっしょに演奏してるみたいに感じた。
空想の妄想で、メンバー全員自分、観客も自分、毒がまわるだけ。長く続くわけもないけど、でも身体の中にある音、声、言葉を、とにかく1度は身体の外に出してた。
あれをまたやってみようと思った。
指の先から勝手に出るもの。
出してみる。外から見る。
今の自分には、必要な気がした。

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