はる、起きてすぐ、
おまつりの夢を見たよと言った。
魚のフライを買ったよ。
マヨネーズがついてるのにしたら、パパが、
にんじんがついとるのにしたんね〜って言ったよ。
にんじんの細いのもついてたんだよ。
と言った。
それからまもなく電話があって
原のおばちゃん亡くなったと聞いた。
会いたかった、
今日行くつもりだったのに、
昨日、またね、また来るねって言ったのに、
もっと話したかった、
と、2人でうろたえて、
はるが、すぐ行きたい、パジャマで行きたい
と言うので、あてもなく着替えた。
でも昨日長く会えてよかった、
昨日会えてよかった、
と、2人して
自分に言い聞かせるみたいに
ひとりごとみたいに言い続けた。
これからはテレパシーで話せるのかも
やり残したことがあってよかったのかも
また会えるのかも
と思った。
また会えるのかな
はるは、
「はーばあば(原のおばちゃん)、
天国に行くね。
これからまたいっぱい友達作れるね」
と言った。
うん。友だち、兄弟たちにも
また会えるのかも
と答えた。
はるは、
「魚のフライ、
はーばあば(原のおばちゃん)が
夢の中で作ってくれた。」
とも言っていた。
昨日、病院からの帰り道、
「明日は魚のフライが食べたい!
給食みたいに、じゃがいもと、フライと、
こうやって、お皿にのせて食べる」
と言ってた。
それを、夢の中で おばちゃんが作ってくれたって。
支度している時、はるが
ランダムに喋る おもちゃの
バズ・ライトイヤーの背中の紐を引っ張ると、
「元気よく行こうじゃないか!」
とバズは言った。
いつもよく的確なことを喋るバズ。でも顔を見合わせた。
続いてウッディーは、
「だから言っただろう?大丈夫だって!」
と言った。
ジェシーは「踊ろう!」と言った。
おまつりだ。
お祝いだよ
もっとお礼を言いたかった。でもその時おばちゃんは1人じゃなかった。
さみしくなく、痛くなく、おばちゃんにとって
良いようになったんだと信じる。信じたい
もう遅いかと思ったけど
病院に行ったら
おばちゃんはまだあたたかかった。
待合の椅子で、とてもいい日が射して
はると思わず影絵をした。
影絵にぴったりの光で、
とてもいい影絵ができた。
濃くて、輪郭はぼわーっとして、綺麗だった。
2020年10月18日
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