2019年12月7日
出雲にいた頃、
ギターをすべて手放して行ったから、
とてもさみしかった。
大事なギターを売り払うという、なんであんなことしたのかと
毎晩泣きながら寝た。
ずいぶん時間が経った頃、
宣教師の人たちがやっている英会話教室に行くようになって、
どういういきさつだったのか、もうこまかい記憶がないけど、
そこに来ていた老若男女がコンサートを開くと言って、
あなたギター弾けるの?これ弾いてくれない?
と、エリック・クラプトンの「Tears in heaven」の楽譜と、
その曲だけが入っているカセットテープを手渡された。
たしか、ギターも借りた。
またギターを弾けることが
またギターを弾けることが
うれしくて、うれしくて、夢中で練習した。
指先はもう柔らかくなってたから
急にいっぱい練習して、水ぶくれになった。
女の人がボーカルで、
男の人がリズムギターで、わたしがリードギターだったと思う。
ホームコンサート的な、小さな会場で、
その1曲だけ。
本番も、めちゃくちゃ本気で演奏した。
リズムギターのおじさんは、ちっとも上手じゃなくて、
照れ笑いしながら弾いてたような、
照れ笑いしながら弾いてたような、
でも、できる限りテンポを合わせて弾いたりして、
わたしは、ギターから遠く離れていた頃だったけど、
楽譜と少し変えて、
このおじさんが省略するところは
わたしが弾いたりした。
この曲が、この曲になるように、弾きたかった。
楽譜をセロテープで繋ぎ合わせて目の前に置いて
畳の部屋で正座して毎日弾いてたことを
今日思い出した。
とてもいい曲だし、楽しかった…
あれはいつだったんだろう。
それから、
それより後だと思うけど、
広島の、絵の専門学校の学園祭に
卒業生として出演することになった。
これもいきさつをまったく覚えてないけど、
わたしは、出稼ぎで広島に滞在して
友だちのアトリエに何週間か住まわせてもらった、
友だちのアトリエに何週間か住まわせてもらった、
その期間を利用して、みんなで集まって練習した。
それは、フォルクローレのバンドで、
全員、バンドでライブ演奏とか、経験のない、絵描き仲間、
全員、バンドでライブ演奏とか、経験のない、絵描き仲間、
銅版画などをやる、のちに京都に行って能面作りや蒔絵を学ぶ、淀ちゃんが、趣味で「ケーナ」を吹いているけど、それはもう趣味の域じゃなく、誰もが聞き惚れる、すばらしい音で、
そもそもは、淀ちゃんのケーナを世に出そう、という、
誰が言い出したのかわからないけど、そんな企画だったと思う…
本番のために、南米の太鼓(ボンボ)を買って、
栗栖ちゃんが、習うために買ったボンゴとジャンベを持って来て、
久森はアコギを持ってきて、
わたしは今田先生に「チャランゴ」を借りた(!)
教則本といっしょに。
そうだ、わたしはチャランゴを練習して、ケーナの伴奏をした。
教則本を見ながら、コードを覚えて、カセットテープにあわせて練習した。
楽しくて、ずっと弾いていた。
教則本を見ながら、コードを覚えて、カセットテープにあわせて練習した。
楽しくて、ずっと弾いていた。
今思うと凄まじいことだけど、
わたしはケーナ以外の全員のパート譜(のようなもの)を書いた。
太鼓2種と、トライアングルか何か打楽器、ギター
のアレンジを考えて、書いて配った。
子供の頃に鼓笛隊をやっていた大下は飲み込みが早いし、うまいし、
助言もしてくれるほどだった。
久森は、はじめたばかりで弾けないギターをよろけそうにかかえて、それでも、コンドルは飛んでいくの単音のイントロを弾いた。
学生の頃からプロみたいに絵の技術も感覚も並外れていた栗栖ちゃんは、常々、音楽は自分のコンプレックス、と言っていた。
リズムを刻めない、と言って、それを克服したいあまりに
タップダンスを習いに行ったりしてた栗栖ちゃん。
苦手意識いっぱいで練習に参加して、本番の時も
あとで動画を見たらとてつもなく心細い顔で、カスタネットか何か、
シャン、シャン、と懸命にやっていて、笑ってしまった。
絵の時には堂々としている栗栖ちゃんが。
とてもかわいかった。
みんな、短い練習期間に自分のパートを把握して、
なんと、本番では、
全然付け焼き刃じゃない、
フォルクローレバンドの演奏をした。
波ちゃんも最後に3曲くらいゲストで歌ってくれた。
わたしは、波ちゃんの要望の、
波ちゃんも最後に3曲くらいゲストで歌ってくれた。
わたしは、波ちゃんの要望の、
カーラ・ボノフの「Falling star」と
ビートルズの「I will」を、コードを教えてもらって、
ギターの伴奏をした。
淀ちゃんはこの時はボンゴを叩いた。
先生たちも大喜びしてくれて、
酒井先生は、別れ際、
「バンド名、付けんさい!」と言った。
ビートルズの「I will」を、コードを教えてもらって、
ギターの伴奏をした。
淀ちゃんはこの時はボンゴを叩いた。
先生たちも大喜びしてくれて、
酒井先生は、別れ際、
「バンド名、付けんさい!」と言った。
この同じ日、だったか、
違うかもしれないけど、わたしはこの
学園祭の行われた学校のエレベーター前で倒れて運ばれた。
違うかもしれないけど、わたしはこの
学園祭の行われた学校のエレベーター前で倒れて運ばれた。
貧血だったのかな。
真夏に、ペンキ塗りのバイトをしながら、
毎夜チャランゴを練習して、
毎夜チャランゴを練習して、
みんなを集めて、ここはこう!ちがう!とか、
熱血教師みたいに監督して、
熱血教師みたいに監督して、
ライブ、やったあと倒れたりして、
漢の生き様か!みたいなことを大下に言われて笑われた記憶がある。
あれはなんだったんだろう。
とても楽しかった。
それから、
そのあと、
広島へ戻ってきた時、
「ダンサーインザダーク」をはじめて見た。
暗闇でうたをうたう主人公が 愛おしくて、うれしくて、
真っ暗な廊下で真似してくるくる踊った。
寝付けない布団の中で曲を作って、
携帯電話に録音した。
当時は、着メロを打ち込むみたいなやつ。
携帯に、打ち込みで曲を作った。
「Blue Fuzz」という題をつけた。
今日の夕方、
今作りかけてる曲が
あまりにも、ドラムの音や、バイオリンかベースかの低い音が頭の中に鳴るから、
多重録音で再現しできたらな、、、と、
久しぶりにパソコンを起動して録音を試みた。
(5月に、思いきってDTM 機材、買い揃えた。まだ全然使ってない。)
でも、ただボーカルを録るだけの作業もうまくいかず、
悩んだり、
諦めてギターを弾いたり、
しているうち、
ギターを弾くこと、
うたうこと の恐怖感 が、
いつのまにか消えていた。
ほんの昨日も、アルバイトの帰り道、
途方に暮れていた。
自分のギターもうたも、なんの価値もなく
誰も喜ばない、はた迷惑なものに思えた。
弾きたいという気持ちが湧かなくなっていた。
「うた」
「価値」
「空」
「冬」
と、
ぽつり、ぽつり、声に出しながら自転車をこいでた。
わからなくて。わからなくて。
なにもわからなくなって。
だけど、今日、思い出した。
ギターが手元になくてつらくてたまらない時に借りたギター。
夢中で弾いた。
どうしてもまたうたいたくなった時の気持ち。
あれはなんだったんだろう。
とても楽しかった。
それから、
そのあと、
広島へ戻ってきた時、
「ダンサーインザダーク」をはじめて見た。
暗闇でうたをうたう主人公が 愛おしくて、うれしくて、
真っ暗な廊下で真似してくるくる踊った。
寝付けない布団の中で曲を作って、
携帯電話に録音した。
当時は、着メロを打ち込むみたいなやつ。
携帯に、打ち込みで曲を作った。
「Blue Fuzz」という題をつけた。
今日の夕方、
今作りかけてる曲が
あまりにも、ドラムの音や、バイオリンかベースかの低い音が頭の中に鳴るから、
多重録音で再現しできたらな、、、と、
久しぶりにパソコンを起動して録音を試みた。
(5月に、思いきってDTM 機材、買い揃えた。まだ全然使ってない。)
でも、ただボーカルを録るだけの作業もうまくいかず、
悩んだり、
諦めてギターを弾いたり、
しているうち、
ギターを弾くこと、
うたうこと の恐怖感 が、
いつのまにか消えていた。
ほんの昨日も、アルバイトの帰り道、
途方に暮れていた。
自分のギターもうたも、なんの価値もなく
誰も喜ばない、はた迷惑なものに思えた。
弾きたいという気持ちが湧かなくなっていた。
「うた」
「価値」
「空」
「冬」
と、
ぽつり、ぽつり、声に出しながら自転車をこいでた。
わからなくて。わからなくて。
なにもわからなくなって。
だけど、今日、思い出した。
ギターが手元になくてつらくてたまらない時に借りたギター。
夢中で弾いた。
どうしてもまたうたいたくなった時の気持ち。
廊下で踊ること。
心が浮き立つ、心が深く落ち着く、わたしを支えてくれるもの。
今度、白水さんと演奏会をする。
大事な人と、大事な場所で演奏することが、
よりによって こんな時に、
と、怖かった。
日にちが近づいてくる。
いいライブをしたい。でもどうすればいいかわからない。
いいライブがどんなものかもわからない。
自分の作ったものは全部色褪せた。
才能がないことはやっぱりだめなことなんじゃないかと思える。
だけど、
気持ちを素直に出せばいい、と今日思った。
わたしは白水さんといると、阿呆な着眼点でずっと笑い転げている。ずっと、笑っている。
木や花や虫や光や影や間抜けな動きや面白い言葉、
自分が今見たもの、聞こえたもの、
話すことを探さなくてもいい、
心が浮き立つ、心が深く落ち着く、わたしを支えてくれるもの。
今度、白水さんと演奏会をする。
大事な人と、大事な場所で演奏することが、
よりによって こんな時に、
と、怖かった。
日にちが近づいてくる。
いいライブをしたい。でもどうすればいいかわからない。
いいライブがどんなものかもわからない。
自分の作ったものは全部色褪せた。
才能がないことはやっぱりだめなことなんじゃないかと思える。
だけど、
気持ちを素直に出せばいい、と今日思った。
わたしは白水さんといると、阿呆な着眼点でずっと笑い転げている。ずっと、笑っている。
木や花や虫や光や影や間抜けな動きや面白い言葉、
自分が今見たもの、聞こえたもの、
話すことを探さなくてもいい、
雲が風に動くのを見ているから、
なにも話さなくても、たのしい。
別れぎわは、力いっぱい、ばいばい!と手を振りあえる友だち。
そんな人に出会えてうれしい。
その気持ちを、素直に出せたらいいな。
その気持ちが、音になったらいいな。
音になったらいいな、
と思いながら、ギターを弾こう。
ずっと弾きつづけているギターを弾こう。
大好きな大好きな、ダンスを、
踊ってるような気持ちでうたおう。
なにも話さなくても、たのしい。
別れぎわは、力いっぱい、ばいばい!と手を振りあえる友だち。
そんな人に出会えてうれしい。
その気持ちを、素直に出せたらいいな。
その気持ちが、音になったらいいな。
音になったらいいな、
と思いながら、ギターを弾こう。
ずっと弾きつづけているギターを弾こう。
大好きな大好きな、ダンスを、
踊ってるような気持ちでうたおう。