2018年11月4日

長い1日。

はるは今朝、いつもより少ししんどそうで、
少し不安になった。
けど、着いたら日が暮れるまで元気に遊んだ。

明日、学校行けるかな。
明日も明後日も、元気でいてね。
学校より何より。


今日の演奏前、
空鞘神社の神様にご挨拶をして、
振り向くとはるが来ていて、
頭をなでてくれた。
「緊張して。かわいそうに。
でも大丈夫よ」
って、
しきりに頭をなでてくれた。




思いきり演奏できたら
ここの神社でとっくんに御守りを買おう、
そして明日病院へ送ろうと思った。

思いきり演奏できたから、
御守りを買わせてもらった。
明日送ろう。



行きしの道、
市電が原爆ドーム前を通った時
はるが、
「はるちゃん、原爆ドーム大好き。
夢がある。」
と言った。
「神様みたいに」堂々として立派だって。
「ブラックジャックで見た、
木を切るなー!って言ってたおじいさんみたいに、
壊してほしくない」 ものだと
はるは言った。
へええ……と思った。

生まれた頃からこのあたりに住んでて
よく見知っているからかな、

わたしは子供の頃
原爆ドームに強い感慨はなく、
補修せず自然に消えていく方が
いいんじゃないかと思ったことさえあるけど、
はるには大きな木みたいに見えるんだね、
なんか、すごいな、面白いな、
いいな、と思って聞いた。
心に残った。


痛みに苦しんでいる
とっくんのこと。
とっくんのお母さんのこと。
同じく、苦しい只中にいる方のことを考える。

考えるなら、
祈りを捧げたいなら、
みんなの願いが叶ってほしいなら、
演奏するときは、ただ思いきり
生きている喜びを、
演奏できる喜びを
全開で出すんだ。
どんな状況におられる方にも、
ちぢこまっている姿より、
堂々と、ただそこに立って
思いっきりのびのびと
うたっている姿の方が、
見て嬉しいはずだ。
と思いながら、空鞘に着いた。


何年も何年も会えなかった人たち
会いたかった人たち
いっぱい、
いっぱい会えた。
ろくに話もできなかった。
演奏前後であたふたしていたことと
途中抜けなくてはならず時間がなくて
それぞれのお店をしっかり見て回ることさえできなかったことを、
あとになって思う。
もっと、もっと、いろいろ見たり、買ったり、食べたり、話したりしたかった。
けど、焼きついている笑顔。
一瞬見ることができただけでも、やっぱりうれしかった。



演奏後、
CDを買ってくださった「中岡農園」さんが
野菜を分けてくださった。

「ケララ食堂」のやまちゃんは、
しん君が作った新米のお餅を
買って、はるにプレゼントしてくれた。

野菜とお餅をいただいて、持って帰った。



はるの大好きなあの公園は、
いつのまにか紅葉が始まっていて、

夢のように美しい光景を見たりした。

もっと長く 日が暮れず
続いてほしいような
しあわせな日だった。






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