2007年9月16日
途方に暮れて
木のところにいた。
松葉みたいなとがった葉の先に
水のしずくがついていた。
どうやって生きていったらいいかわかりません
と 木に言った。
勝手に口から出た。
「にんげんに聞きなさい」
と木は言った。
びっくりして、
もっと途方に暮れて、
どうやって話したらいいかわからん、
と涙が出た。
「言えばいいんだよ、ほんとうの気持ちを」
と木は言った。
にんげんも、
木や花と、おなじなんだよ、
今こうやって話してるのと同じ。
わからないことや困ったことがあったら、
にんげんに聞きなさい。
と木は言った。