2025年1月6日

Mさん退院。ほんの少しだけ手伝いに行く。
ゴミ出しの手伝い。ほんの何十mか先のゴミ置き場にも、今のMさんにはしんどいだろうと思う。
すごく澄んだ冷たい空気と、目の前に山。ここに越してきたこと、間違いだった?と聞きたい。
1年前。母よりスタスタと歩いて、母はむしろなんでもMさんにやってもらってた。今はMさんが、1人で暮らすのが困難に。数か月で。なぜ。
それを言ったらあの人は死んだ、あの人は、って、何度でも何度でも、Mさんより若く亡くなった人の姿が浮かぶ。

はると、年末に初めて聴いた藤井風の「満ちていく」という歌、気になって車の中で聴いた。
やっぱりいい歌だったよ。昨年作られた歌なんだって。

「これ、歌詞もいいよ、手をはなす、軽くなる、満ちていく、ってさ。昨年ママがずっと考えてたことだよ。
はーばあばとか、まめしとか、死んで、嫌だ!と思うけど、手をはなす、 って
生きると死ぬにはそんなに境目はない、って言ってる気がする。勝ち負けとか、争いとか、もういらないって。それを的確に、音楽でやってて、すごいね、
全部手放して、自分の中をからっぽにしたら、逆に満ちていく、とか。
いいよね。
こんな若者たちで作られるなら未来は明るい気がする。」

「けど、この人の歌は死のにおいが強すぎる気もするなあ。」
「そこが、嫌なの?」
「いや…嫌じゃないよ。普通、わりと、多くの若者が、死のことは歌わん気がして、この人は、何曲か聴いてみたんじゃけど、いっつも生き死にのことが出てくるというか、それも、死が悲しいとかじゃなくて、『いつか死ねる』みたいな感じにとらえとる気がして。
いいんじゃけど、長生きしてほしいな、と思う。
図太く、長生きしていっぱい作品を作ってほしいと思うよ。」

はるのパジャマが小さくなったから、どこかにいいの売ってないかって、さまよい歩いたけどパジャマはなくて、
でも、久しぶりにはるが欲しいと思う洋服が見つかって、買って帰った。
試着して、「これ欲しい!」と言って。そんなのは久々で、うれしい出来事だった。
「朝からなんか足が痛かったけど、治った、気分的なものだったのかな」と言った。
もうすっかり日が暮れた中を帰った。



夜、黒柳徹子の「小さいときから考えてきたこと」 続きを読む。
今日読んだところは、「リベリア」という国の内戦の話。
大量虐殺。民族浄化。少年兵。発電所も浄水場も破壊されてまともな水も飲めない子供たち。
今のパレスチナを想起する。とてつもなく酷い、想像を絶する暴力。
リベリアの内戦の発端は、アメリカで奴隷として使われ、ついに解放されて土地を与えられた人たちが、移り住んだアフリカで先住民の人たちと、最初は手を取り合ったのに、やがて関係が悪化して、あとから来た人がもといた人たちを支配しようとして戦争になって、
なにより子供が、あらゆる暴力の犠牲になった。
6歳から徴兵され、人を殺せと命じられ、10歳の子が人を殺して喜んだ。腕を斧で切られてなくした子も、みんな、喜ばれると思って兵士になったけど、人殺しと蔑まれ、親にも捨てられた。
この本はやっぱりすごい本で、
読んでよかった、と思う文章がいっぱい詰まっている。

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