2024年10月31日

10月27日 本と自由
コンバイン主催だから生まれたと思う空間。

本と自由に着くと、先に入ったはるがコンバインと「わー!」と再会を喜び合う声が聞こえて、おそるおそる入るとジョンポさんが笑顔で、ウネくんが黙々とリハーサルしていて、Jさんが物販と称して黒夢とかのTシャツに値札を書いていて、(メルカリに出すのは面倒で、と言って)その値札もコンバインが考案してジョンポさんが画像加工してくれて作ったという、「呉名物」と書かれた商札で、ふと顔を上げると奥の壁をすっかり覆い隠す大きな垂れ幕があって、びっくりして、「わっ!」と声を上げるとジョンポさんが「馴染みすぎてて。わかんないですよね」となんでもないことみたいに微笑んで、
準備してると、ゆうちゃんはおもむろにドラーグ人の張子の仮面を取り出してかぶって、
もう言葉も出ない、ただワー、ワー、えええ?!とびっくりするばかりで、わずかな時間に何回も「おまえ…なにもんや…」と言った。















ちなみに、ウネくんのガットギターが、ガットギターと思えないほど大きく良い音が響いていて、いい音だなあ…と思っていながら、トイレに行く時ふと見ると、内臓されたイコライザー付きピックアップがフィッシュマンで、アンプもフィッシュマンなので、「ピックアップもフィッシュマンなん!(奇遇)」と 思わず言うと、「これ、埋めたんですよ(自分で取り付けた)」と言うので、また「おまえ…なにもんや…」言うた。




ゆうちゃんは、垂れ幕とか仮面とか物販の品とか、どれもこれも1ミリも誇ることなく、ただ「作ること」を楽しんでるみたいにずっと笑ってた。
人を喜ばせたいという気持ちすらあんまりないみたいに見えた。(だから、「自信」はまったくないらしい。あとでみんなが褒めてたよと言うと「やめてやめて無理無理無理」と動揺しまくって泣いていた。どないやねん。「無理」ってなに。)

話をもらった9月半ばからずっと、ゆうちゃんとのやりとりはほんとうにしあわせだった。
(そのうちの半分以上はドリフの話とか、ざこばの写真とか。「ドリフやっとるよ!」「録画して出てきた!」とか。)


開演直前に、演奏順が変わってわたしは最後になった。
でも変な緊張はなく、心の底は安心して落ち着いていた気がする。なにをやるかすら決めることができていないのに。根拠もなく。

ジョンポさん、Jさん、ウネくんの演奏。じっと聴いた。転換中も、トイレに行くことも店の外に出ることもなく、ずっと舞台を見てた。

もうすっかり酒を飲まない自分が定着したなあ。飲まなくても踊って、笑って、人と話して、頭が高速回転することもなく、リラックスできるし、じっとしていられる。

自分の番が近づくと逃げ出したいほど緊張して行った。
「手を開いてごらん」と声が聞こえてきた。

荷物置き場の本棚の間で、緊張を鎮めようと、いつか聞いた「丹田に気を落とす」をやってみている時、コンバインが荷物を取るため目の前に来て、なにを仁王立ちしてるの?という顔をしたから、

「気を、
丹田に
落としているところだが、
なんだ。」
と答えて、コンバイン爆笑して、
「なにか用か。
通りたまえ」
言うて、
笑った。

それから、わたしの演奏の直前に、トイレの前でまた会った時、緊張で「ああああ、、うううう、、、」と呻いていると
「た、丹田…!」とコンバインが言って、
丹田のことはすっかり忘れてたから、
「ああ!上がっちゃって。気」
と反射的にジェスチャーしたりして、
笑った。


「3日後だと思え」と自分に言った。今はライブが終わった3日後だと思え。
あとになったら、「楽しかったなあ」とか、「せっかく楽しかったのに緊張してたから楽しめなかった。満喫すればよかった。」とか、「悔しい。せめて思いきりやればよかった」と思うかもしれない。3日後の世界から来て今やり直せてると思って緊張を放して思いきりやれ、と自分に言った。

それからまた、「手を開いてごらん」と聞こえてきた。
手を開いて、うまくやりたいとか、どうしたいこうしたいという意志は空に投げて、かわりに思いきり手を伸ばして、
ともに生きる をできますように

たぶん、緊張あまりせず、
たたかわず、やりたい曲をやって、
声は練習してた時よりずっとよく出て、苦しくなくて、
なによりギターが、
修理してすぐの、連れて行くべきか迷って2日前までモーリスのエレアコで行こうとしてたのに、あの子が、サマンサが、
ものすごくがんばってくれて、
途中、この子と来てよかった、この子じゃないとだめだった!!と思う音がした。
ほんとうにハッとした。あのよろこびは、サマンサを弾いてきてはじめての体験だった。

次の日か、その次の日くらいにゆうちゃんと連絡をとってお礼を言い合ったりした時、「そういえばオカダさんのギター、すごくうれしそうだった」と書いてくれてた。びっくりして、
「そうなんよ!めちゃくちゃがんばってくれとった!」と、あの瞬間のことを思い出して伝えた。
ゆうちゃんが「ギターがうれしそうだった」と書いてくれた瞬間は、わたしがハッとした時と同じ時かもしれない。
「すごくうれしかった」のはわたしの方だけど、
ギターってやっぱり生きとるね、すごいね、と言い合った。

途中、ジョンポさんが2回か3回くらい、「青山さんがノリノリですよ」「すごくいい音」
「ほんとにいい音」
と言ってくれた。

サマンサすごかった。
ほんとにしあわせだった。

最後は、ゆうちゃんのために歌詞を書いた「soleado」、
カックラキン大放送の終わりの歌(2行しかない)に続きを勝手に作った曲をみんなで歌った。
ゆうちゃんが「みんなで歌いたいから」と紙に大きく歌詞を書いてきてて、それをジョンポさんが掲げてくれて、そこにいるみんなで歌った。
すごいな。

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