朝起きて、まだ涙でる、
遠く近く支えてくださった人たち
集まってくださって、
行こうと思ってもらっただけでも現実と思えないほどうれしかった。
できうる限り心身をととのえて、
行こうと思った
ギリギリまで、開催してもいいのか行くべきなのか迷ったけど、
わたしの知る限りの、予約してくださった方の顔が浮かぶと、
会いたかった
とても会いたかった
やっとまたうたえるようになって、
うたえるようになったよ、と
今のうたを、聴いてほしかった
でも昨日、わたしはわたしのうたをうたえたのか、
気を、丹田に下ろせなかった。
「良い演奏」がしたいのか?
と、自分が憎くなったり悲しくなったり何度も心折れかけて打破しようともがいて
どうすればいいかわからないまま時間切れで終わった。
演奏直後はズドッ!と落ち込んだ。
あとになったら、
とにかくまず力を丹田に下ろす、落ち着く、をやるべきだったってわかる。
できなかった。
その場で立て直す方法を、編み出すべきだ。
落ち込んで、でもわたしは
これからもうたいたい、これを糧にがんばろう、で済む。
でもわざわざ来てくださった方には
一度きりの、せっかくの、大事な時間
その時間を
それがフラッシュバックして何度も何度もズドッと落ちる。
しんどいのが消えるような、
明日も生きようと思えるような、
演奏ができたらいいなと思った
役に立ちたかった
そんなのが、邪魔だった、と今はわかる。
演奏直後、呆然と
言語化されないまま苦しい、悲しいの中でタテさんのうたを聴いた。
今日という日はあまりにも、あっというまに過ぎた。
ポレポレ、
感染防止策のためドアが開け放しだからなのか、お客さんがたくさん入られたからなのか、リハーサルの時の音とかなり違っていた。本番は低音が少なく、音量も小さく感じた。
ポレポレに着いて、タテさんのリハーサルが始まって、ピアノの音と歌声を聴いた時、
天も地もなくなるような多幸感、あたたかさに包まれた。
あれはなんだっただろう、
あれは
わたしが今日やったことは
そんなことを呆然と考えて、
でも、帰りぎわ、大月さんが、「すばらしかった」と、強くハグしてくれたことと
白水さんが「べそべそ泣いたよ」と
メールをくれたこと
信じられないような気持ちだった
泣いた
残ってくださった方と話したり、はるが変顔したり踊ったり、
はるの元気な姿を見てもらえたこと、
うれしくて、笑って、帰った。
ポレポレ。
大好きなお店で、その万感の思いは説明できない。
その大好きなお店に行くことができて、それなのに演奏中、あの天井が消えて星空になるような感覚を持つこともなく、お店をじっと見る余裕もなく、
焦って、あわてて、
「良い演奏」をしようとして、
時間切れで終わった。
演奏したかった曲を1曲残して終わった。
なにを考えていただろう。
大切なことはなにも考えてなかったような気がする。
時間を巻き戻してもう一度やりたい、と思ってしまった。
やり直せない。
こんな大事な日に。
たくさん悔いがある。
堂々巡り
「その万感の思いは説明できない」って、
それを言い出したら
タテさんとのご縁も、
ずっとずっと前から、
昨日また会えたことも奇跡のようで
当たり前のようで
それを言い出したら、
あのひとに、あのひとに、
来てくださった人ひとりひとりに、
わたしは万感の思いがあるよ、
こんなの全部、言葉で言えないから、
元気です、と
うたで、伝えたかった
はじめてお会いする人にも、
演奏直前も、演奏中も、演奏後も
もし今しんどかったら
しんどいのがとれますようにと思った。
だから、だめだったのか
帰り道、
はるが「満月だ!」と指さして、その時、
今日が満月ちょっと過ぎということを、今日1度も思い出さなかった、と気付いて愕然とした。
ただただ、自分のことを考えていたのか。
自分のこと。って、良い方じゃなくて、
必要ないことばかりを。
つまり、わたしは、大切なことを
思い出せない心で、うたった。
それが悲しいんだ
状況は、今は
タテさんはツアーを中断されて、無念と思う。
会えると楽しみにされていて会えなくなった方々がある。
そのたくさんの無念は、わたしのこの
頭の中になんとか言い訳を探そうとしているみたいなことと段違いに大きなことだと思う
帰宅して、はるに、「誰もなんともなく無事で元気ですように」ビームを、今日集まられた方に、ポレポレに向かって、撃ってもらった。
祈る
まだ霧もやの中、
2021年4月30日
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