朝、ニシさんからメールをもらった。
涙がドバドバ出た。
悲しい じゃなくて、うれしくて。
1日、それを反芻した。
それが影響したのか、
夜、はるが寝た後、ふと、自分のライブ演奏を
YouTubeを検索して見てみた。
2015年9月の「本と自由」のライブ映像は、
今まで見たことあるのかないのか、それすらわからない、
自分じゃない人のように見た。
はるが入院してすぐの頃。
病院から短い時間抜け出して、ようやく出来た演奏、
内容も何も、まったく覚えていなかったけど、
外で雨が降っているのを感じた。
たしか、かなり雨の降った日だった。
湿っていて薄暗かった。
演奏、しあわせそうで、堂々としていた。
2016年のウサギバニーボーイの「左脳」も久しぶりに聴いてみた。
拙いながらぐっと心を掴まれる時があった。
なるほどなあと初めて思った。
同じ年の夏の、福岡での、SEA LEVELとのセッションも少し聴いた。
やっぱり今も、今あらためて、
この人たちの音が大好きだ、と思った。
こんなありがたい時間があったのか、と思った。
それから、2018年11月のバンドセットの映像を見た。
とてもよかった。
わたしの声が、ほかのライブと違って聞こえて、わたしは
このライブの声が1番好きだった。
ほんのちょっと地面から浮いていて軽やかで
苦しく抑制していなくて、
無表情な横顔は、とてもしあわせそうだった。
カウントに合わせていっせいに音を出したり、
ちょっとずつ音が増えたり、
うれしくて笑いながら聴いた。
この日は、もう遠い昔で、
継続できなかったバンドだけど、
この日の音が大好きだ。
これもやっぱり、こんなありがたい時間があったのか、と思った。
わたしはアンサンブルが大好きだ。
演奏が、音が、がちっと協力し合うのが好きだ。
音と音が「お互いをなくてはならないものにする」アンサンブルが大好きだ。
それから、続けてYouTubeをたどって、QUEEENの中で
今1番好きな曲、「Good old fashioned lover boy」を聴いた。
そのあと、七尾旅人の
昨年の夏のライブ配信のアーカイブがまだあるのを見て、
「Across Africa」を聴いた。
七尾さんのうたは、フレディにちょっと似ていた。
頼りないようで堂々としていて、
堂々としているようで頼りなくて、
でもフレディに似ていた。
どこが似ていると感じたか、わからない。
力強く、勇気づけられて、
お腹のあたりがあたたかくなって、
うれしくてうれしくて笑いながら、
また「Good old fashioned lover boy」を
何回も聴いた。