2003年9月16日

「風のまつり」から今日の夕方帰ってきました。
山、空、虫、月、火星、
音、土、曼陀羅、笑顔
霧、火
またパソコンから遠ざかりそうです。
帰りたくなくて泣きました。

三味線でびゅーは緊張しすぎて夢の国。
2日目は友だちの伴奏で三板をやりました。
最終日はSAYANの助っ人でパーカッションを
やらせてもらいました。

聴いたことのないような虫の声が
たくさんしていました。
ライブはいろいろな種類のおんがくが、それぞれ
ものすごく良かったです。


風のまつりは、とてもあたたかい、厳しい、何とも言えない所で、
大事なことを思い出させてくれるところです。

5年ぶりくらいでお会いしたタイ人のお友だち・ウトさんは、
自分の事なんかどうでも良くて、
とにかく人が喜ぶ顔だけを望んでいるひと。
ウトさんのお友だちは昼間ハンモックを吊るして寝ていて、
夜はずっと木の下に起きて火を焚いていました。

食べものも飲みものも、子供をあやすのも、みんな与えあい、
かといってバラバラで、裸足で、しずかな時間が流れていました。

ライブは、本当にいろいろでした。フォーク、ロック、ブルース、
アイリッシュトラッド、日本のうた、アフリカのうた、レゲエ、ダブ、
ボサノバ、トランス、パンク、フォルクローレ、、
懐かしいボ・ガンボス、RC、村八分などのカバーや、トム・ウェイツ、
ボブ・マーリー、オーティス・レディングもありました。

いろいろだったけれど、ほとんどの人に共通するのは、
ちっともかっこつけていなくて
まるで無心のように音を出す姿でした。
木や風に音を捧げているようでした。
そんな人たちの音楽は、大きくて、ほんとうに素敵でした。


ちゃちゃぺらの波ちゃんと感動の再会をしました。
マックさんが別のバンドに飛び入りで歌ったボブ・ディランも
その歌声はとてもかっこよかったです。
そして終わるやいなや小動物のような顔になって
風に吹かれながら小走りで帰ってくる姿も。

素朴のつよしさんの歌も、やっぱりすばらしかった。涙がでました。
自分は何も楽しまず、ひとりゆっくりと歩き回って
ごみをひろったり、火の番をしたり、ライブの日程を組んだり、
しずかに全部ひとりでやる姿とともに、心にやきついています。

はじめて見た「生活サーカス」という一団は、ものすごかったです。
ロックとダブとファンクとブルースとプログレと田園に死すと
なんかほかにも混ぜて割ってぐちゃぐちゃにしたような
70年代のにおいが濃すぎるほど

ダンサーは「西成のおっちゃん」
自称地球最後の労働者。
裸で、とんでもない踊りを踊る。
もうひとりのダンサー「ハニーことハニワニワ」さんは
レオタードで異様な踊りを踊る。
出番前、迷子になってたって、警察に送り届けられたりしてた。

歌の人の声と言葉の吸引力。
ほとんど棒立ちで歌うのに
どんないかれた動きよりいかれて見えました。
強烈に強烈にやさしいおんがく
じゆうじゆうこんなじゆうな人らがおるなんて
風のまつりはそのとき熱狂していました


最後の夜のSAYANは、リンさんが真横から見ると
観音様のように見えました。
ほんとうに、その時舞い降りたのかな。
仏像そのままのようでした。


ONE LOVEまーさんの音も、よかった。MAO-MAC-MAH
最初は、もう自分の命なんか惜しくないというような
完全な絶望の音に聞こえてき、悲しかった。それが
終わりの方でいつのまにか強い生命力の音になっていて
救われる気持ちになりました。
体の中を泳ぐようでした。とても孤独な宇宙。
まーさんは演奏を終えてしばらくの間、草の上に
仰向けに倒れていました。


魂をひきちぎって丸めて、お団子にして
月に捧げて、パクっと食べよう。
宇宙の中、草をふんで、虫よりも小さくなって、祈ろう。
みんなの楽しい世界。みんなのじゆう。
それぞれの。

ウトさんがくれた絵、
そこに描いてあったもの、
太陽と雨と水と土、その真ん中に黄色い花
「花は、わたしたち。太陽と、雨と、空気と、水と、土、、」
それは曼陀羅だよとウトさんは言った。
それは地球の姿。

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